[日時] 4月29日(月・祝) 10:00~16:00
[ゲスト] 60代カナダ人夫妻
[KSGG会員] 1名
[案内場所] 三溪園、馬車道、山手、元町
[使用言語] 英語、フランス語
個人ガイドは初体験。だが、胸いっぱいの不安はゲストに会った途端に吹き飛んだ。Claudeはともかく陽気でジョーク好き。Marieは物静かなしっかり者。目的の三溪園見学後、夕方まで余裕があったので「近くを廻ってみますか?」と聞くと、「どこでもついて行く。リーダーはあなただ」とのこと。
かくてこの頼りないリーダーは、全くの自分基準で場所を選択。山手に上り、べーリック・ホールに入る時「ようこそわが家へ!」とふざけると「あなたの家にしては小さすぎる」とすかさずClaude。元町へ下る道すがら、二人は周囲の家並みに目をやり、「この花はカナダにない」とフェンスに咲きこぼれる木香バラを愛でていた。
滞在する民泊が中華街に近いのは知っていても山手・元町には気づかなかったらしく、「きれいな所だ、(滞在中)また来よう」と喜んでいた。訪日3度目の彼らは名所巡りよりむしろ、「居住感覚の滞在」を楽しみたかったのかもしれない。その手助けが少しでもできたのなら嬉しい。