[日時] 1月22日(月) 9:00~16:30
[場所] 鎌倉芸術館3F茶室
[参加者] JOCA(青年海外協力協会)日系社会次世代育成研修生(高校生)40名(ブラジル18、ボリビア、パラグアイ、ペルー、アルゼンチン各4、メキシコ3、ドミニカ、コロンビア、ウルグアイ各1)
[KSGG会員] 7名
[使用言語] 英語、日本語
ラテンアメリカの9か国から来た日系高校生40名を対象に、茶道の紹介を行った。午前と午後に分け、各会とも最初に英語と日本語で茶道の歴史と精神の説明をし、その後10名ずつが交代で席入りをしてお薄を体験した。お菓子やお茶が出されたら左隣の人に「お先に」の挨拶をする、茶碗の正面を避けてお茶をいただく、といったお茶の作法とその心について、皆が真剣な面持ちで学んでいた。30分のお点前の間は正座をお願いしたが、硬い畳に苦しみながらも頑張って座り続ける姿が微笑ましく、印象に残った。終了後は、ホッとした表情で足を伸ばし、「楽しかった」「お茶がおいしかった」「足が痛かった」と口々に感想を述べていた。また、スタッフの着物姿を見て、パラグアイの高校生は「成人式に振袖を着るのが楽しみ」と話し、日系社会が日本の伝統文化を大切にしていることがうかがえた。日本にもルーツのある高校生たちにとって、今回の茶道体験が心に残るものとなったことを願う。