[日時]1月21日(月)8:30~12:00
[場所]JICA横浜、茶室及び会議室
[ゲスト]日系ブラジル人高校生及び引率者32名+JOCA職員2名+通訳1名
[KSGG会員]7名
[使用言語]英語
今回の茶道指導は茶会体験だけでなく、高校生32人に茶道の歴史等を含めての講義も1時間行って欲しいとのご依頼があり、薄茶の茶席の前に、4階会議室にてビデオやパワーポイント資料を準備して講義を行う事となった。朝9時開始という事で、準備の時間が無いため、前日にビデオやパワーポイントの確認、茶室にて炉の準備、お茶碗や菓子器等々茶道具の準備を行った。
21日当日、4階の会議室にてお茶のビデオの上映、その後、パワーポイント資料を使用して、茶道とは?、茶道の歴史、茶会の作法等について講義・解説を行った。作法の部分では、挨拶の仕方、お茶碗の扱い方、懐紙の使い方等々、お茶会での所作の練習を行った。その後、3階の茶室に移動して、お茶会本番。日ごろ正座をすることの無い学生達は座っている事に四苦八苦。ただ、一度練習していた為、お茶碗の扱い方は上手だったように思った。人数が多いので、亭主は、多めの人数にお茶を立て、裏方の立て出し担当も大忙しだった。途中からお次客もお運び担当と臨機応変に対応。しんがりの引率の先生が最後に良い音をたててお茶を飲み切り、拍手喝さいで、楽しくお茶会を終了した。
学生達が口々に「貴重な体験で楽しかった」と言ってくれたので、ホットした。次世代を担う日系の若者達が、自身のルーツを認識し、お茶の精神にも理解を深めてくれたら幸いである。