[日時] 5月8日(火) 9:30~16:00
[案内場所]鶴岡八幡宮、長谷寺、高徳院
[ゲスト] ウルグアイ、首都モンテビデオ からの7人(ルーシーさんご夫妻と娘さん、妹さんご夫婦、友人ご夫妻)
[KSGG会員]2名
[使用言語] スペイン語
すでに京都や奈良の神社仏閣、広島の嚴島神社などを旅してきたという“旅慣れたゲスト”にどう対応するか? 二人で“うんちく”を傾けたガイドストーリーを仕立て上げ、すべてのスポットでの説明を補足するチャート・イラスト・写真を潤沢に準備して臨んだ。「日本で最も印象深かったことは、オンタイム!!」とゲスト、驚きのオンタイムで登場。まずは、ブエノスアイレスでの“山の手流”の発音(llやya…スペインでは“ジャ”と濁るが、“シャ”と優雅な音となる)で歓迎。これでゲストとの距離がいっぺんに縮まった。ガイドは、ベテランのFさんに指導してもらった“流儀”にのっとり、駅前広場にある絵地図の前から“鎌倉いまむかし”でスタート。順調にスポットをこなし、鶴岡八幡宮の舞殿では、色彩豊かな写真をみせながら“花嫁衣裳”“静の舞”について説明。本宮の前庭で、大吉・吉が総出となったおみくじに歓声を上げるゲストをめがけて大勢の高校生が“外国人とのインタビュー”というテーマで突撃。「えっ!これ、英語じゃないな?何語か?どこの国の人?」なんて。にわかにできあがった“神前”国際交流という、八幡さまの粋な計らいに、しばしにぎやかな交歓のひとときとなった。長谷寺では、観音菩薩について十一面・千手・三十三応現身像までの“変化”を語り、仏教の世界におけるヒエラルキーをネタに如来・菩薩から天の“現世ご利益”までうんちくを。ゲストはマニ車を回し、線香の煙をかけあい、大はしゃぎ。高徳院では、なんと“印相”まで深入り。浄土宗でいう“極楽浄土”について、おなじコンセプトがあるキリスト教との比較文化論で解説し、「楽に天国に行ける、苦行なしに悟りが開ける浄土宗」への入信まで薦めてしまった。もちろん冗談ですが。