JICA日系社会次世代育成研修で書道指導を

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[日時]7月10日(水)10:00~11:40 
[場所]JICA横浜センター 
[留学生]研修員(日系次世代大学生) 20名(ブラジル9、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ、ペルー、メキシコ各2、 ドミニカ共和国1)
[KSGG会員]5名 
[使用言語]日本語、英語

私たちは、書道チームが用意したお手本をホワイトボードに掲示して、研修員の到着を待った。南米気質の研修生がのんびりと集まってきて、体験スタート。K会員が、書道のお道具の紹介、墨をすること、その意味など実演を交えて紹介。研修員たちはK会員の周りに集まって、熱心に聞いた後、早速、基本の書き方練習開始。書道の経験のある人も、全然ないという人も、なぜか筆運びが良い。

その後はいよいよ、好きな字を選んで練習。最後に色紙に清書して、自分の名前を書く。漢字やひらがなの日本名を持っている人も多く、名前を書くのは難しくなかった。私たちは研修生の机を回って、書き順を教えたり、手を添えて形を整えたりと、汗だくで指導した。研修員たちも、飽きることなく、「もっと上手に!」と何枚も何枚も練習を重ねていた。好きな字を選ぶのに、なかなか決められず迷う研修員もいたが、中には「道」という字を選び、その字を選んだ理由を聞くと「前向きな気持ちになれるから」と答えた研修員も。彼らの中に、しっかりと日本の心が継承されていると感じた一瞬だった。