[日時] 11月2日(木) 18:00~20:30
[案内場所] 横浜能楽堂
[ゲスト] 横国大留学生18名、横国大職員5名
[KSGG会員] 3名
[使用言語] 英語
本案内では、能楽堂の見学や能についての一般的な説明にとどまらず、現役の能楽師が、白足袋を履いて舞台に上がった。留学生全員に謡、仕舞の体験指導をした後、代表者 1名に「羽衣」の天女の衣装を着けるというメニューだった。その後、能楽師の仕舞を拝見してから、能楽師と質疑応答をした。留学生は、実際に体験した後だったので、日頃から修練を積んでいる現役能楽師の仕舞のすごさを実感できたと思う。当日は、能楽堂の厳かな雰囲気を壊さないように、なるべく簡潔に訳し、かつ、通訳の存在を皆様に感じさせないようにと心がけた。また、横浜国大で無線のマイクロフォンをご用意いただいたので、静かに話すことができ、とてもありがたかった。事前に草稿の翻訳案を準備したが、本番での草稿からさらに進んだ内容説明や体験指導の間合いを乱さぬよう、翻訳案を参照せず、自分の中で理解している言葉で表現した。留学生が本物の能に直に触れる貴重な機会の橋渡しとして少しでも役に立てたのであれば光栄である。