Zoomでワークショップを開催「日本人と宗教について」

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[日時]3月27日(土)10:00~12:00
[KSGG会員]25名
[研修テーマ]日本人と宗教
[研修方法]3グループに分かれてのワークショップ形式(Zoomによるオンライン)

「日本人と宗教」について外国人に説明するにあたり、このワークショップの参加者がどのようなイメージを持っているか、どのような観点を説明すると分かりやすいか、など参加者各々の率直な意見をシェアしたところ、以下のような意見があった。
グループ①
・お正月には神社へ初詣をし、お盆にはお寺へお墓参りに行く。
・仏教、神道は伝統的な習慣として、生活の一部に組み込まれ宗教とは感じない。
・人知を超えたものとして神や仏を認識、自然と身に沁みついた感性として、神道と仏教を信仰。
グループ②
・先祖の法要を行い、仏教の教えを尊重する。
・高齢になるにつれ仏の教えについて考え、お経の響きの美しさに慰められる。
・神道も心のよりどころの哲学である。
・日本は無宗教の人が多いと言われるが、宗教は生活の中に溶け込んでいて、宗教的な儀式が習慣として行われる。
・1000年もの間、神仏習合が受け入れられてきた。
グループ③
・メンバー全員、宗教の価値は認めている。
・深く信仰している宗教はないが、お寺、神社には敬う気持ちを持って参拝する。
・仏教、神道、儒教等々が重なり合って伝統、習慣や信念、道徳を形作っており日本教と言えるかもしれない。
・日本人の生活の共通の精神的基盤になっている。だから大きな災害のときでも、心を一つにして頑張れる。

ワークショップ後の参加者からは「2つの宗教が日本人の生活の中に混在している理由や状況を見つめ直すよい機会だった」、KSGG会員として、外国人ゲストに興味を持って聞いてもらえるストーリーを作ることが大切だと思った」、立ち止まって考え、意見を述べ、同時に様々な方々の考えを聞くことができ、無意識に感じていたもやもやとしたことに対する答えを、簡単明快な言葉で表現することができ、有意義な機会だった」などの感想が聞けた。今後のガイド時に参考になれば幸いだ。